【伊奈町】乙女の香り｜特産のナシ果汁100%のワイン&スパークリングワイン！

ナシの生産地として知られている伊奈町。

その伊奈町特産ナシ果汁を100%利用した季節限定のワインとスパークリングワインが、販売されています。
その名も「乙女の香り」。

スパークリングワインのほうは500本限定です！

乙女の香り

上田清司埼玉県知事によって命名された「乙女の香り」。
それぞれの特徴を説明していきます。

伊奈梨ワイン「乙女の香り」

伊奈町で、特産のナシを１００％使ったワインを造り始めたのは２００３年。
梨出荷組合の協力により、ナシ果汁のみを発酵させたワインが開発されました。
不作などで製造できなかった年もあったそうです。

こちらのワインは「幸水」を使用し甘口のワインに仕上がっています。

幸水

幸水は、菊水という品種と早生幸蔵という品種を交配させて作られた品種です。
親の早生幸蔵の「幸」と菊水の「水」をとって幸水と名付けられました。

幸水は、果肉が軟らかく、多汁で甘味が強く感じられます。

濁りはなく、透明です。

コルクには「Ina wine Factory」。

飲んでみた感想

甘くて美味し〜！！

飲み過ぎてしまいそう！（ウフフ）

梨の甘さそのまま、といった感じです。
梨の香りが鼻に抜けます。

アイスワインのような甘さがあるので、食事と一緒に楽しむというより、桃・メロン・いちじくなどのフルーツが合いそう！
また、塩気の強いブルーチーズなんかもワインの甘さが引き立っていいかも。

伊奈梨ワイン「乙女の香り」スパークリング

今年はワインだけでなく、スパークリングワインにも挑戦！
町と観光協会、特産品の開発や販売を手掛ける地元企業が企画しました。
限定５００本が同物産館など町内４店舗で販売していされています。

８月下旬に収穫した「豊水」を原料とし、「瓶内二次発酵」と呼ばれる製法で造られました。

ナシ本来の風味が楽しめる、きめ細かな泡のスパークリングワインに仕上がっています！アルコール度数はやや低めの８度。辛口なのでさっぱりとした日本料理と合うそうです。

豊水

幸水とイ－33（「いしいわせ」×「にじっせいき」）の交雑によって生まれたとされています。

豊水は、果肉は果汁が多く、非常に糖度が高くなる傾向にあります。その分酸味も伴い、全体として濃厚な味わいになります。

シャンパンと同じ製法！

スパークリングワインの製法は様々あります。
瓶内二次発酵のほか、大きなタンク内で醗酵させる製法、炭酸ガスを注入する製法などがあります。

その中で瓶内二次発酵は、スパークリングワインを造る上でもっとも手間がかかる昔ながらの造り方になります。

澱（オリ）が沈んでます。

ワインのほうは透明でしたが、スパークリングは少し濁りがあります。

飲んでみた感想

とてもきめ細やかで上品な泡が美味しいです。

確かに辛口。
こちらは食事と一緒に楽しめそうですよ。

長野県伊那市（いな市！）のワイナリーで醸造！

「乙女の香り」は2017年からは長野県伊那市にある小さなワイナリー「伊那ワイン工房」で造られています。
伊奈（いな）から伊那（いな）へ。不思議なご縁ですね。

伊那ワイン工房は2014年9月に誕生した小さなワイン工房です。ご夫婦で営まれています。

ぶどう畑を持たず、基本的に醸造はご主人お一人でしているとのこと。

100kgから引き受けてくれる！

通常のワインメーカーだと、醸造するために農家から引き取る果実は最低でも1000kgから。
1000kgのぶどうからできるワインは、だいたいボトル800本程度。

しかし、

「地元で収穫したぶどうやリンゴを加工して、地元で味わうのがワインの原点」

と考える伊那ワイン工房では、委託醸造は原料100kgという小さなロットから引き受けてくれます。

「お手本とされる外国のワインに近づけることよりも、地元の人がおいしいと感じるワインを作りたい」

• 誰が飲むのか。
• どんな時に飲むのか。
• 好み。

をよく聞いて、その持ち味や農家の思いを活かしたワインを丁寧に仕上げていきます。

参考：NAGANO WINE

どのような思いで造られているか、またその信念から造り手の愛が感じられます。

さいごに

甘口のワインも辛口スパークリングワインも、伊奈と伊那の思いが詰まっていました！

お求めは伊奈町内の各店舗へ